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頻尿と高血圧と腎臓の密接な関係

2019年09月30日

腎臓の働きと言えば、血液をろ過し、体内にたまった老廃物や余分な水分を排泄することや、造血ホルモンの分泌をすることにより骨髄で赤血球が造れるようにすること、また血圧のコントロールや体液量などのバランス調節にもかかわっています。
それだけでも頻尿や高血圧と密接な関係であることがうかがわれます。
この腎臓機能が低下すると、慢性腎臓病や腎不全などの疾患を発症することになるのです。
よく『尿にタンパクがでる』という診断を聞きますが、通常であれば腎臓でろ過されるはずのたんぱく質が、腎機能の低下により『ろ過機能』も低下してしまい、体内に戻されず尿に混じって排出されたことによるものです。

高血圧は、この腎臓の血管に負担をかけるため腎機能が低下し、さらに血圧を高くする悪循環を招くものです。
血圧が高くなるとさまざまな合併症を起こすことが知られています。
脳梗塞や心筋梗塞だけでなく腎不全や慢性腎臓病、糖尿病なども引き起こします。
血液中の糖分が増大すると、処理をする腎臓に負担がかかるため『ろ過機能』を低下させます。
その症状は『糖尿病性腎症』といわれ、もっと悪化すると腎不全になることがあります。
糖尿病の場合には、糖が尿に出る時に水分も一緒に出すため、尿量が増えトイレの回数も多くなり、頻尿と言われる症状をひき起こすのです。

糖尿病の初期症状としては、多尿・口渇・多飲のほかに、体重の減少や疲れやすくなることがあります。
このような症状がある場合には、糖尿病を疑い自己診断ではなく受診し、早めの治療が大切です。
たいしたことではないからと放置しておくと重症化し、更なる病気を併発することになってしまいます。
糖尿病は一度発症すると完治できる病ではなく、一生付き合っていかなければならないのです。
発症してしまった場合には、定期的に検査や受診が必要となり、新たな合併症を起こさないように治療を続けることが大切です。

高血圧から疾患を引き起こすことも、疾患のために高血圧という症状があらわれることもあり、予防のためには普段から塩分・糖分を控えた食事や、適度な運動を続けることがとても大事なのです。

糖尿病と腎臓の関係

糖尿病には『3大合併症』と呼ばれる疾患のなかに、『糖尿病腎症』というものがあります。
症状によって第1期から5期に分類され『腎症前期』『早期腎症』『顕性腎症前期・後期』『腎不全期』『透析療法期』となります。
進行が進んだ場合には、透析あるいは腎移植が必要な重篤な症状になります。
腎臓の他に『糖尿病網膜症』は、眼底の血管がつまることで視力低下が始まり、悪化すると失明する恐れがあります。
また『糖尿病神経障害』は、手足の血行が悪くなり神経障害を起こし、しびれが起こったり、感覚が鈍り悪化すると壊疽を起こすものです。

高血圧と糖尿病・頻尿には、これほど密接な関係があり、何かしらの初期症状が現れた時には、すぐにでも受診することが必要です。
このような疾患にならないために、普段の生活習慣を健康的な状態に改善することはとても大切なのです。
高血圧は、原因を特定することが難しい場合が多く、さまざまな疾患とのかかわりが大きい症状です。
病気を治療することによって改善される高血圧もあれば、高血圧によって引き起こされる疾患もあります。
普段から塩分や糖分を控えた食事を摂ることや、適度な運動によって血圧が高くならないように注意することはとても大切なことです。
また、毎日血圧を測る習慣をつけることも予防策となり、どのような時に高くなるのか把握しておくことで、悪い習慣を排除することができます。

年齢を重ねることでも、さまざまな症状があらわれますが、血管の老化や動脈硬化は年齢に関係なく進行することが多いものです。
実際に脳梗塞や心筋梗塞で倒れる若い人は少なくありません。
治療や薬を必要とする前に生活習慣を改善し、いつまでも健康な体を維持しておきたいものです。

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